786 名前:[sage] 投稿日:2007/10/12(金) 00:26:50 id:D9VGPjSG
もやもやした憂鬱な気分は、水と一緒に流れていってはくれなかった。
私はトイレのドアを後ろ手に閉めると、そのままドアにもたれかかって、深くため息をついた。
「くる」はずのものが「こない」
それだけで私の平常心は大きくかき乱された。
喉が焼け付くようなじりじりとした不快感と、突きつけられた現実に戸惑う焦燥感。
……いや、まだ確定したわけじゃない。考えなくては、私の身体のリズムを崩した原因を。
……先月のミニライブ成功記念と称して二人で行った焼肉屋で、調子に乗った私は…。
たまには恩返しをと、彼の家に押しかけて開催したツナ祭。おやつをいっぱい買い込んで徹夜で仕事をした2人きりの夜。
……ああ、心当たりはいっぱいあった。自分の節操のなさにちょっと肩を落とす。
次に考えるのは、何をするか。
……彼には、まだ言わないでおこうかな。よくわからないけど、ちょっとだけ恐かった。
病院へ行く。確実ではあるが、アイドルという立場を考えるとあまり噂が立つのはよくないだろう。
薬局。まだ子供な私がそういう薬を買えるだろうか?やはり周りの目が気になる。
相談。ほかのみんなはこんなことで悩んでいるはずが無い。それにこれは私の問題……。
ああ、結局彼に直接相談する他無いのだろうか。
もし拒絶されてしまったら?そんな確信の無い漠然とした不安が私をしりごみさせている。
信じよう、これまで築いてきた思い出を。彼の笑顔を。私は自分に言い聞かせた。
「おはよう、やよい。どうかしたのか?」ちょうど通りかかった彼が、声をかけてきた。
私は彼のほうに向き直ると、短く呼吸を整えてから、言った。

「プロデューサー!私……便秘かもしれません!ζ;ω;)ζ」


不摂生はお肌の敵!じょししょうがくせいのみんなもちゅういしようね
規制だからって携帯からご苦労なこって>俺